老犬になったときに掛かりやすい病気とその予防方法

老犬になったとき、犬は免疫力が下がり機能が衰えたりと、病気にかかりやすくなります。
がんを始め、消化器や呼吸器など、犬がかかる病気は多種多様です。

老犬となった犬が病気かかりやすいことは間違いありませんが、出来るだけ早くに病気を見つけることで、重症にならずに済むことも有ります。

もしも病気にかかった場合、適切な治療を受けさせられるように、
飼い主も犬の病気について知識を持っておくことが大切です。

今回は、老犬になったときにかかりやすい病気について詳しくご紹介したいと思います。

老犬の健康診断

飼い犬が6歳を過ぎたころから、かかりつけの病院で定期的に健康診断を行うことで、
病気の早期発見・早期治療を行うことが出来ます。

早期発見できない場合、治療がむずかしくなることもあります。

健康診断は、血液検査や尿検査、心臓の検査、レントゲン検査などを行うと良いでしょう。

愛犬がどう言う病気にかかりやすいかを、知っていることも大切なことです。
オスとメスによってもかかりやすい病気が違ってきます。

それでは、病気別に症状や原因その治療法についてご紹介しましょう。

心臓病の症状と治療法

心臓病にも色々種類がありますが、小型犬は僧帽弁閉鎖不全症、大型犬は心筋症になることが多いです。

僧帽弁閉鎖不全症は、名前の通り僧帽弁が厚くなりその開閉に支障が出ることで、血液が逆流します。その結果、心臓に血液が溜まりうっ血状態になる病気です。

また、心筋症は心臓の筋肉に異常が出ます。その結果心機能が低下する病気です。

どちらも症状としては、食欲の低下や咳、呼吸困難、疲れやすいなどが見られ、
治療には、薬物療法が用いられます。この薬物療法に持ちいられる薬は、利尿剤や強心薬です。

糖尿病の症状とその治療法

糖尿病には二種類ありますが、犬がかかりやすい糖尿病は、「インスリン非依存症Ⅱ型」と言います。

すい臓で作られるインスリンの分泌が少なく血液中の糖がエネルギーとして使われなくなる病気です。

特にメスがかかりやすいと言われています。

症状は、水分を大量に摂る、下痢や嘔吐、体重の減少、腹部の腫れ、おしっこの回数が増え、量も増加します。

治療法は、食事療法や運動療法で、インスリンの投与が完治することなく続きます。

慢性腎不全の症状と治療法

腎臓のろ過機能が低下する病気です。
腎不全には急性と慢性があり、老犬がかかりやすいのは慢性腎盂炎です。

老犬の慢性腎盂炎は、症状があまり現れにくいのが特徴で、重症になるまで気づかない場合が多いです。

悪化すると、尿毒症と言う体内に毒素が回ってしまう病気になってしまいます。
是非、定期的に尿検査を受けておきましょう。

症状は、食欲の低下や、水分多量接種、それに伴うおしっこの量の増加、便秘や下痢、嘔吐、毛の艶がなくなる。貧血などがあります。

治療法としては、ホルモン剤の投与があります。

前立腺肥大

老犬のオスの半数が発病すると言われており、この前立腺肥大は加齢に伴い、ホルモンバランスの崩れが原因で前立腺が肥大します。

その肥大した前立腺が尿道や直腸を圧迫する病気です。

症状は、おしっこがしにくくなり、排尿の姿勢をしてから終わるまでに時間が掛かるようになります。

治療法は、前立腺の摘出する方法が取られます。
この前立腺肥大にならない為には、若いうちに去勢手術を受けさせておくことです。

若いうちに去勢しておけば、前立腺が退化して萎縮するため、老犬になっても前立腺肥大にはなりません。

子宮内膜症

5歳以上のメスがかかりやすい病気です。

子宮が細菌感染し、炎症を起こします。
老化により免疫力の低下でかかりやすくなります。

発見が遅れれば、慢性腎盂炎から多臓器不全になり命にかかわることになります。
早期発見が、とても重要です。

症状としては、食欲がなくなり水をよく飲むようになる。
腹部が腫れる。陰部が腫れる。
膣から出血や膿が出るなどです。

治療法は、内科的には抗生物質を投与しますが、外科手術で子宮摘出することが多いです。
若いうちに避妊手術を受けていれば、子宮の病気にかかることはありません。

避妊手術をしていない場合、出産経験の無いメスがかかりやすいので注意が必要です。

ガンの症状と治療法

犬も人間と同じようにガンに成ります。
どの犬種に関わらず、高齢になればガンにかかりやすいです。

飼い主のチェックだけでは、見つかりにくいものです。
定期検診での発見が、早期発見に繋がります。

症状は、ガンの種類によっても違いがあります。
しこりがある。便や尿に血が混ざる。食べているのに体重が落ちるなどが見られます。

治療法としては、外科的治療で、腫瘍を摘出することが多いです。
高齢のため、手術を受ける体力が無い場合、延命治療や痛みを和らげる方法しかありません。

早期に発見するためにも、スキンシップを兼ねて犬の体を触り、しこりが出来ていないかを確認しましょう。

歯周病の症状と治療法

犬種に関わらず、かかりやすいのが歯周病です。
歯に付着した歯垢が歯石となり、ポケットが出来てそこに細菌が溜まります。

よだれに、血や膿が混じっていたら歯周病を疑いましょう。
また強い口臭がするようになら歯周病の場合が多いですので、病院で診察を受けましょう。

麻酔を掛けて、歯石の除去や、抜歯を行いますが、老犬の場合、麻酔のリスクが大きい為、難しい場合があります。

獣医とよく相談の上、治療法を考えましょう。

日頃からの歯磨きが如何に大切なのか、歯周病になってから気付いても遅いので、
若い内から、歯磨きを習慣づけましょう。

白内障の症状と治療法

眼球の水晶体、黒目の部分が濁ってくる病気です。
犬は高齢になると大変かかりやすい病気で、加齢や糖尿病によって引き起こされます。

物によくぶつかる。階段から落ちやすい。転びやすいなどの症状が見られます。

治療は点眼薬で進行を抑えます。

外科手術で、水晶体を人工のものに取り換える方法がありますが、
老犬では、麻酔のリスクがあるため、獣医と相談しましょう。

老犬のかかりやすい病気についてご紹介しました。
まだまだ、かかりやすい病気はありますが、どれも早期に発見して治療を行うことが、
重要です。

是非とも、若い内から定期検診を受ける様にしましょう。

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