老犬の震えや痙攣で慌てない為の基礎知識

愛犬が老犬になり、急に震える様子を見せたり、痙攣を起こした場合、
慌てる飼い主が多いのではないでしょうか?

震えや痙攣が症状として起こる病気にてんかんが有りますが、震えや痙攣すべてがてんかんと言う訳ではありません。

そこで今回は、震えの原因やてんかんの症状などについて詳しくご紹介したいと思います。

是非、参考にされて、愛犬が震えや痙攣をおこしたときに思い出して頂きたいと思います。

震えと痙攣の違いとは

犬が小刻みに震えている場合、それはてんかんではありません。
体を震わせている犬は何かに怯えている場合があります。

しかしながら、怯えからくる震えでなく、体のどこかに痛みを感じ震えている場合があります。

特に背中や腰に痛みがある場合、犬が震えることが有ります。

しかし、この震えと痙攣とは全く違い、痙攣している場合は、体を小刻みに震わせながら、
全身が硬直してしまっている様子が見られます。

その状態を痙攣と言います。また痙攣をしている状態で泡を吹いている場合は、てんかんを考えなければいけません。

では、てんかんとはどのような原因になるのかをご紹介しましょう。

てんかんの原因と症状

そもそも、てんかんとは原因不明の病気と言われています。
てんかんによる痙攣の場合、脳の神経細胞が異常に興奮することから起ると考えられています。

生活環境の変化など、何らかの刺激により起こることが多く、その刺激とは個体差が有り、6ヵ月から5歳くらいの間に発症することが多いです。

てんかんの痙攣は、30秒から2分もしくは3分程度の痙攣が起こります。
痙攣が治まった場合には、何事もなかったように元気にしていることが多く、そのような場合、てんかんで有る可能性が高いです。

普段は何事もなく普通に過ごしているのに、突然痙攣が始まるのもてんかんの特徴です。

てんかんによる痙攣の前に予兆をみせることがあり、ウロウロしたり、不安そうな様子を見せます。このような症状に飼い主が気づくことは少ないです。

痙攣が起きている場合に、やってはいけないことがあります。

  • 大きな声で騒ぐ
  • 犬を揺さぶる
  • 犬を抱きしめる

犬が痙攣を起こした場合、飼い主の方が慌てふためき、オロオロしてこのような、やってはいけないことをしてしまいます。

大声を出すと、それが刺激になり、より重症にさせてしまいます。
くれぐれも注意をしましょう。

また、老犬がてんかんで痙攣を起こした場合、体力的に消耗しますので、
痙攣が治まってからは、必ず安静にさせてください。

老犬の痙攣は、速やかに病院を受診しましょう。

てんかんであった場合は、抗てんかん薬を処方されることが多いですが、
このてんかんと言う病気は、一生涯付き合わなければならない病気であると考えておく必要があります。

てんかん以外に痙攣を起こす病気

犬がてんかん以外に痙攣を起こす病気をあげてみましょう。

ジステンバー

感染症の一種ですが、発熱や食欲不振が見られ、感染率が高く、
体力が無い老犬は注意が必要です。

破傷風

土の中にいる破傷風菌と言うばい菌が、体にある小さな傷口からでも浸入し、
体内に毒素を作りだしてしまう感染症です。

脳腫瘍

脳腫瘍の腫瘍が出来た場所により痙攣が起こります。
脳の局所だけに異常がある場合、部分的に痙攣が起こります。

老犬の痙攣の中で、最も多いのがこの脳腫瘍です。

心臓病による痙攣

心臓発作により起こる痙攣は、興奮した後に起こりやすいです。
痙攣の時間は短く、治まれば普通に戻ります。

犬に痙攣が起こっている場合に、飼い主が落ち着いて行わなければいけないことがあります。

怪我をしてしまいそうな物を片付ける

痙攣により振り回した手などが、物に当たり怪我をします。
速やかに避けてあげる様にしましょう。

痙攣している間の時間を測る

痙攣が治まり、病院を受診するときに、痙攣の様子を報告してください。
その際、どのぐらいの時間痙攣していたかなどの報告が必要です。

痙攣の様子を落ち着いて見守る

慌てず騒がず様子を見ましょう。

痙攣が起こる前の様子

痙攣が起こる前に見られる前兆として「オーラ」と呼ばれる症状があります。

そわそわと落ち着きなく歩き回ったり、急に吠えたり、口元をもぞもぞした動きを見せたり、様子がおかしい場合は、「オーラ」かもしれません。

特に、てんかんの痙攣では、この「オーラ」が出た直後に起こる事が多いです。
様子がおかしい場合、痙攣が起こるかもしれないと心構えをすることも大切かもしれません。

痙攣が起こったあとの様子

多くの場合は、痙攣で体力を消耗している場合があります。
痙攣が治まったあと、しばらくは、ボーっとしていたり、眠ってしまう場合が多いです。
嘔吐物などが有った場合、吐いたものが気管に詰まらないように、顔を横向きにしてあげましょう。

意識が混乱している場合もありますので、その後の様子に充分気を配ってあげてください。

痙攣の症状が見られても、すべてがてんかんと言う訳では無いと言う事をご紹介しましたが、てんかんが原因の場合、それ以外の病気が原因の場合とあり、
見極めるのは大変難しいです。

原因はそれぞれ違っていても、痙攣を起こした場合は、騒がずに痙攣が治まるのを待つのは、どの病気でも同じです。

犬が一度でも、痙攣を起こした場合、医師に診断をしてもらうようにしましょう。

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