老犬になると掛かりやすいヘルニアの症状と治療方法

老犬がかかりやすい病気の中で、ヘルニアがありますが、
ヘルニアとは言っても種類があります。

一般的にヘルニアと言えば、椎間ヘルニアが多くみられますが、その他のヘルニアも老犬はかかりやくなります。

今回は、老犬がかかりやすいヘルニアについて詳しくご紹介したいと思います。

ヘルニアの種類

ヘルニアは大きく分けて5種類のヘルニアがあります。
そのひとつひとつはどんな症状で、どのように治療して行くのでしょうか?

鼠径(そけい)ヘルニア

鼠径とは太ももや足の関節付け根のことで、鼠蹊部の隙間から、臓器が飛びだすことで発症します。

その飛び出した臓器により排尿障害へ腸閉塞を併発し、重症になる場合があり大変危険です。

治療法としては、軽度の場合は経過を観察することにより、症状を見ますが、
重症の場合、外科手術をします。

臍(へそ)ヘルニア

おへその穴に臓器が飛び出して発症します。見た目は出べその様な状態になるのが特徴です。腸閉塞を併発する可能性が高いので、早急に医師の診断を受ける必要があります。

臍ヘルニアの原因は先天性のものが多く、生後一年以内に発症することが多いですが、
年齢が高くなっても発症する場合もあります。

経過を観察している内に、自然に治る場合もありますが、腸閉塞の症状がひどくなる場合は緊急手術が必要となります。

会陰(えいん)ヘルニア

主に、老犬のオスがかかりやすい病気で、肛門に臓器が押し出されその周りが膨らみます。
便秘や排便が困難となる場合や、膀胱への影響があった場合、排尿障害になります。

去勢していないオス犬の場合、治療を施しても再発するおそれがあるため、会陰ヘルニアの手術と共に去勢手術を行うことが多いです。

食道裂肛(しょくどうれっこう)ヘルニア

食道裂肛とは、血管や食道が通過できるように横隔膜に開かれた穴のことですが、
先天的にこの穴が大きい場合、胃が穴から飛び出す食道裂肛ヘルニアになります。

症状は胃の逆流による食道炎などになりやすく、治療は基本的に外科手術をなります。

椎間板ヘルニア

ヘルニアの中で一番耳にすることが多い椎間板ヘルニアですが、他の4つと違い、脊椎での発症となります。椎間板とは脊髄で運動による衝撃を和らげる働きをしますが、
激しい運動などで損傷すると、髄核(ずいかく)と言う物質が飛び出します。
その髄核が神経を圧迫し痛みを伴います。

犬の場合、肥満などが原因で椎間板に負担が掛かり、椎間板が変形してしまう場合があり
ます。

犬のヘルニアと言えば、この椎間板ヘルニアを発症することが多く、
症状の重さ別にグレードを5段階に分けることができます。

治療法としては、このグレード2までなら内科治療で様子を見ます。
グレード2の症状としては、足の麻痺、後ろ足の力が弱くなることで、歩くとフラフラするなどの様子が見られます。

後ろ足が全く動かなくなり、後ろ足を引きずり前足だけで歩いている場合、グレード3以上となり、外科手術が必要となります。

ヘルニアの手術費用はいくら?

各ヘルニアの症状により、治療方法は変わりますが、一般的なヘルニアの手術の場合の金額をご紹介しましょう。

・鼠径ヘルニア・臍ヘルニアの場合、検査費と入院費で約3~5万円くらいです。
また臍ヘルニアの場合、開腹手術となるため、約4~10万の手術費用が掛かります。

・会陰ヘルニア・食道裂肛ヘルニアの場合、外科手術の費用が4~7万円です。

・椎間板ヘルニアの場合、外科手術の費用は、約20~35万円です。
内科治療の場合は投薬代などが必要です。

老犬に多い椎間板ヘルニア

ヘルニアのご紹介をしてきましたが、何といっても椎間板ヘルニアを発症する犬が多く、
特にかかりやすい犬種としてあげられるのは、胴長短足の子が多く、ダックスフンド・コーギー・シーズー・
パグなどです。

特に加齢による椎間板の変形やズレなどが原因の場合が多く、年齢に合わせた食事と運動管理が大切です。

初期段階では、患部に痛みを感じるため、触られることを嫌がります。
足がふらつく、前足が動かない麻痺症状がある場合と、排尿が上手くできない排泄障害を見せることも有ります。

立ち上がるのに時間掛かってしまう。歩き方がおかしい。動くことを億劫がるなど、
少しでも普段の生活と比べて、異変があれば動物病院で相談することをおススメします。

万が一発症した場合、治療法は犬の年齢・体力などで決まってきます。
その犬の症状に応じで決めていけば良いのではないでしょうか?

ヘルニアはどの種類においても、早期発見が一番です。
日頃より愛犬とのスキンシップを密にとり、少しの変化でも気づいてあげることが大切です。

またヘルニアの手術をした場合、術後はマッサージを行うなど、回復を早める効果を期待できます。

老犬になるとさまざまな病気にかかりやすくなります。
日頃から、愛犬の様子をしっかりと確認し、少しでも異変を感じるたら、
医師に相談し治療法を決めましょう。

病気の原因になる老犬の肥満の解消方法!老犬のダイエット方法について

老犬が肥満で身体が重いとどうなるでしょうか?
腰や足などに負担を掛けることになり、健康を害してしまうことにもなり兼ねません。

そこで、老犬に取って肥満大敵で有ると考えて、
可愛いからと美味しい物をたくさん与えすぎるなどと言うことの無いようにしなければいけません。

今回は、老犬にとって無理のない肥満解消についてご紹介したいと思います。
飼い主の方も、愛犬と一緒にダイエットに励んでみてはいかがでしょうか?

老犬を肥満させてはいけないのは何故?

人間が肥満になると身体に悪いことは、ご存知の通りですが、
糖尿病や高血圧、心疾患など生活習慣病を悪化させてしまう心配があります。

それと同じで、犬でも肥満になれば人と同じように、糖尿病にもなりますし、
心臓に負担を与えることにもなります。

特に老犬になってからの肥満は、若い時以上に健康を害するものとなります。
肥満は内臓への負担が大きいことから、心臓病や糖尿病のほかにガンへのリスクも大きくなります。

また、肥満で体重が重い分、膝や腰にも負担を与えて関節炎や腰痛になることが多いです。
肥満の犬の場合、重い体重が必要以上に関節に負担を掛けることになり、
関節炎を引き起こします。

関節炎は、肥満に限らずなりやすい問題です。
中型犬以上の犬は、年齢があがるにつれて関節炎にある確率が上がってきます。

ダックスフンドやコーギーのような足の短い胴長タイプの犬種は、肥満になると胴体が沈み、それが続くと腰痛になります。

腰痛や関節炎になった老犬は、痛みで運動することが辛いので、食事療法で体重を落とすことを考える必要があります。

老犬に運動をさせてダイエットする方法

老犬が肥満であるために、腰痛や関節炎を引き起こしているのであれば、激しい運動は禁物です。

それは運動をさせることで、腰や関節への負担が大きくなるからです。

しかしながらカロリーを消費させるには、何か体を動かす必要がありますね。

できれば足腰に負担が掛からない様に、芝生や土の上で遊ばせると良いのですが、
むずかしい場合、日常的に無理のない散歩を心掛けましょう。

老犬は食生活でダイエット

運動が難しい老犬には、食べ物でのダイエットをオススメします。

食べることでのダイエットと言えば、摂取カロリーを減らすか、消費カロリーを増やすと言うことになりますが、運動での消費カロリーが見込めない老犬では、
摂取カロリーを減らすことが重要になってきます。

まず行ってはいけないことは!
人間の食べ物を与えないことですね。

人間の食べ物はカロリーが高く、栄養素も犬には適していないものが入っています。
可愛い愛犬のことを思うのであれば、人間の食べ物は与えないと言うことを徹底しておく必要があります。

また、犬専用の食べ物でも高カロリーの食べ物は、老犬の内臓には負担が掛かり過ぎます。
質の良い低カロリーの食べ物を与える様にしましょう。

犬は飼い主に与えられるものしか、食べることはできないので、必要分しか与えなければ確実にダイエットは成功します。

可愛い愛犬がひもじい思いをしていると可哀想と思う場合、
一日に同じ量のドッグフードを食べさせるのであれば、1日2回を、
数回に分けて与えてみてください。

少量でも頻繁にもらえると、たくさん食べた気分になり空腹を紛らわすことができます。

毎日食べさせるドッグフードを選んでみよう!

犬に食べさせるドッグフードですが、各年齢に応じたドッグフードを与える様にしていますか?

ドッグフードには、各年齢や各犬種に合わせたものがあります。
カロリーの少ないダイエット用のドッグフードを与えるようにすると、
体重減少に繋がります。

またシニア用のドッグフードでも、低カロリーで栄養バランスが考えられており、
体重増加をしないように作られています。

しかしながら、ダイエット用やシニア用のドッグフードは多く店頭に並んでいます。
どれが、愛犬に合ったものか迷ってしまいますね。

そんな場合、掛かりつけの獣医に相談してみると、犬に適したドッグフードを教えてもらえます。

ダイエットカロリーを与える場合の注意点としては、栄養素が不足する場合があります。
そんな場合は、不足した栄養素をサプリメントで摂取する方法をおススメします。

その他の肥満要因

睡眠不足は、肥満との関わりが大きく、
脳細胞が分泌するレプチンと、食欲を抑えるホルモングレリンの関わり方などを良く考えて利用して見ましょう。

また、便秘ぎみの犬は肥満に気を付ける必要があります。
腸内環境を良くすると肥満の解消に繋がります。

食物繊維の多い食べ物や、水分補給も十分にさせてあげましょう。
一度に過激な運動をさせるような、ダイエットは厳禁です。

また、食事を抜くような過激なダイエットは大きな間違いです。
必ず、飼い主の家族が気持ちをひとつにして、ダイエットを実施しましょう。

肥満解消のダイエットは老犬の健康のためにも重要な行為です。
是非、愛犬の健康状態を確認しながら、肥満解消をしてあげましょう。

老犬の食糞は痴ほう症が原因?食糞の対処方法

犬がウンチを食べてしまうと言う話を聞くと、そんな汚いことをするのかと思いますが、
実は、ウンチを食べると言う行為は、犬に限らず、他の動物でも行うことがあります。

しかしながら、犬が高齢になり、老犬となったときから始まる食糞行為は、痴ほうが原因の場合があります。

そこで、今回は動物の食糞についての説明と、痴ほうによる老犬の食糞行動の原因と対処方法を詳しくご紹介したいと思います。

動物が食糞を行う理由とは?

犬は、痴ほうが原因の食糞の他に、子犬の頃から食糞癖のある犬もいますが、
身近なところでは、ウサギやハムスターに猫も食糞をしますし、象やパンダ、カバなど大柄な動物も、食糞行為をします。

その理由は、母親が生まれた仔の排泄物を衛生面のために食べたり、獲物を狙いに来る敵の嗅覚に触れないようにするための場合と、腸内バクテリアの作り出したビタミンBやKを摂取するためとも言われています。

子犬や成犬でも、この食糞行為をする犬は多く、腸内環境を整えるために行っているとも言われていますが、まだまだその原因は多くあります。

では、犬が食糞をする主な理由をあげてみましょう。

食事量が足りない場合

食事の量が足らず、いつも小腹が空いた状態であるため、ウンチを食べるのは、空腹をごまかすために行っています。

エサの種類を変えたため

今まで与えてきたドッグフードから、他のドッグフードに替えた場合、新しく食べた物を消化吸収できずに未消化でウンチが出た場合、ウンチのニオイから、まだ食べられると判断したために食糞をします。

飼い主の気を引きたいため

お留守番など長くさせると、寂しさのあまり食糞をする場合が有ります。

その他、ストレス解消や、退屈しのぎ、飼い主のまねなど、色々な理由があります。
そして、老犬が急に食糞を始めた理由が、痴ほう症が原因の場合があります。

痴ほう症の老犬が食糞をする理由

一般に老犬とは、10歳になったころからのことを言いますが、痴ほう症になるのは、13歳ころからが多く、痴ほう症になりやすい犬種と言うものは、特にありませんが、
生活してきた環境で、なりやすい犬と判断できます。

たとえば、室内で飼われていて、1匹でお留守番をする時間が多かった犬は、痴ほう症にかかりやすいと考えられます。

それは、人と同じように、刺激が少ない生活や、人とのコミュニケーションが少ない生活をしていることが、痴ほう症になりやすいと考えられるからです。

では、痴ほう症の具体的な症状の主なものをあげてみましょう。

  • ぼんやりしていることが多くなった
  • 飼い主が識別できない
  • 症状が無表情になる
  • 夜中に単調な鳴き声をあげる
  • 失禁が見られ、トイレが上手くできなくなる
  • 食糞を始める

痴ほう症の犬が何故食糞を始めるのでしょうか?
これは、ウンチを食べていると言うことを認識していない場合が多く、
自分が何をしているのかを理解せずに、食糞行動を起こしていると考えられます。

老犬が食糞をするのを防ぐ方法

老犬が食糞をするからと言って、24時間寝ずに番をするわけにもいきませんが、
犬がウンチをした習慣に、すばやく片付ける方法が、一番の得策です。

痴ほう症になった犬に、新たなしつけをしようと考えても、難しいと考えられます。
したがって、食糞を防ぐ方法は無いと考えられます。

しっかりトイレトレーニングが出来上がっていた犬も、痴ほう症になると、
どこでも、所かまわず、ウンチやおしっこをしてしまう場合があります。

また、痴ほう症が進めば、意識なく垂れ流してしまうことも起こります。

犬は元々清潔好きな動物です。自分の寝床はいつも清潔にしておく習性が有り、寝床廻りでの排泄はしない犬が多いです。

しかしながら、痴ほう症になると、そういう事も忘れてしまう場面にも出くわします。
若い時には考えられない行為を行うのも、老犬になり痴ほう症のためだと考えましょう。

愛犬が、老犬になり食糞をする姿を見たり、トイレの失敗を見ると、つい叱りたくなりますが、老犬のトイレの失敗は当たり前くらいの大きな気持ちで、感情的になり、大きな声で叱るなどは、しないようにしましょう。

叱っても、老犬にストレスを与えるだけです。

垂れ流しなどがひどい場合、犬用のオムツの使用も検討してみましょう。
その場合、お尻の周辺の毛をあらかじめカットしておくことと、排泄後の処置がスムーズに行えます。

また少しでも、脳の活性化が出来る様に、脳に刺激を与えてあげましょう。
その方法とは、

散歩に連れ出すことも、一つの方法です

できれば、散歩コースを変えることや、歩く速度を変えてみるなど、脳に刺激をあたえてあげましょう。

若く元気だった愛犬が、年老いて老犬になったときに、飼い主はどの様に接すれば良いのでしょうか?
トイレの失敗や、食糞行為を汚いこととして叱らずに、老犬となった愛犬の介護をしっかりとしてあげることが、飼い主としての責任ではないでしょうか?

どうしても、飼い主だけで対処が出来ない場合などは、近年では老犬ホーム増えてきていますので、その利用も選択枠のひとつとして考えておきましょう。

老犬だって散歩は大好き!老犬に無理のない散歩や運動をさせるメリット

愛犬も高齢になって来ると、大好きであった散歩を億劫がり、行きたがらないことが増えてきます。

しかしながら、放っておくと筋肉量が落ち、ますます散歩などの運動が嫌いになります。

できれば、老犬になっていても、無理の無いように散歩に出かけて、運動量を増やしてあげてください。

今回は、そんな老犬の散歩や運動についてご紹介したいと思います。

愛犬を寝たきりにしたくないなら運動量を増やそう!

老犬になった犬の一日は、ずっと寝て暮らしている時間が多いですか?
もしも、大人しいからと散歩にも行かず、家でゴロゴロさせてばかりでは、
犬の筋肉量は落ちます。

運動させない理由は、

  • 散歩に行きたがる様子を見せないので、散歩に連れて行かない。
  • 寝ている時間が多くなっているので、起こしては可哀想なのでそのまま眠らせている。
  • おもちゃに興味を示さないので、一緒に遊ぶことがなくなった。

以上のような理由でしたら、運動をさせないために衰えが進行していきます。

寝たきりになる前に、運動が出来るうちは運動をさせることが必要です。
飼い主も、面倒がらずに、一緒に運動してあげることが大切です。

運動とは?歩かせること室内遊びを取入れること

運動と言っても、あまり過激なものは老犬の体の負担にもなり兼ねません。

軽く散歩をすることだけでも良いのですが、いつもと違う散歩コースを歩いてみると、
老犬にとって刺激となります。

特に、昼間に寝すぎると夜眠れないと言う悪循環は、食欲が衰えたり、
肥満に繋がりやすくなります。

眠っているときに可哀想かもしれませんが、起こしてでも外に連れ出しましょう。
無理強いするのではなく、遊びを取入れたりしながら散歩は楽しいものと認識させましょう。

また、室内でも遊ぶことはたくさんあります。
ボール投げや、かくれんぼや、おもちゃの引っ張り合いなどは、かなりエネルギーを使用します。

おやつを上手く使いながら、体を動かすようにさせましょう。

筋力アップの運動を行いましょう

人間でも同じことですが、犬にも筋力アップは必要です。
散歩や運動を行うことで、日頃から、足腰の筋力アップが期待できます。

特に坂道の散歩は筋力アップに効果があります。
普段行く散歩コースに坂道を選んで歩くようにしましょう。

できれば、コンクリートの道ではなく、芝生や土の上を歩かせることで、
足腰の負担が無く、運動が出来ます。

疲れたら休憩を入れながらも、しっかり坂道を上るようにしましょう。

老犬と散歩に行くときの心得

犬は脚力が落ちた分、極端に衰弱が進む場合があります。
その為できるだけ散歩には連れて出るようにしましょう。

老犬であるのに肥満である場合、関節などの負担が大きくなります。
また、他の病気の心配も出てきますので、肥満にならないように若い内から健康管理が必要です。

では、散歩に出る準備をしてみましょう。
足を引きずったり、痛がる素振りを見せていませんか?

足の痛みの確認をしてあげましょう。
もし、傷があったり、伸ばしたり縮めたりの動きで痛がる様子が有れば、
散歩を中止して、病院に連れて行くことが先決です。

また歩き始めた際に、呼吸が乱れたり咳をするようなことが無いか確認をしましょう。
その様な兆候が見られたら、心臓病の疑いもあります。しっかり見極めることが大切です。

体の負担がなさそうな場合、散歩をスタートしましょう。
老犬の場合、歩くのが遅くなっている場合がありますが、
無理強いせずに、ゆっくりした歩調で歩くようにしましょう。

もし散歩の途中で嫌がるそぶりを見せた場合、少し止まって様子を見てから、歩くことを促してみましょう。

それでも、嫌がる場合何か原因があるのかもしれません。
少し抱っこしてあげるのも良いでしょう。

しかし、ちょっと嫌がるそぶりを見せれば、歩かなくて済むのだと犬が覚えた場合、
毎回抱っこをせがまれるようになりますので、注意が必要です。

本当に身体が弱って歩けないのか、何か嫌なものがある道だから、抱っこをせがむのか、
よく見極めましょう。

その他の散歩の注意点

老犬になると、暑い寒いなどの自覚が薄くなりますが、体は相当に堪えるものです。

散歩時の気温の変化には十分な配慮が必要です。
老犬は、暑さだけではなく、寒さにも弱くなっています。
暑さ対策には、水分補給が大切です。常に新鮮な水を持参しておく必要あります。

また、寒い日には短毛種の犬には、洋服を着せてあげるだけで、気温調節ができます。
散歩に外に出るまでに、家の中で体を温めておくようにしましょう。

もしも歩けなくなった場合には!

老犬が歩けなくなったら、もう寝たきりになってしまって良いでしょうか・
足腰の筋力が落ち、例え歩けなくなっても、外には連れ出してあげましょう。

外の新鮮な空気を吸うことで、脳への刺激を受けることになります。
小型犬で有れば、抱っこをしたり、キャリーバックに入れて散歩をしてあげましょう。

また中型犬や大型犬の場合、専用のカートなどが売り出されていますので、利用してみるのも良いかもしれませんね。

老犬の散歩の目的は、若い時の運動量の確保のだけではなく、気分転換や脳への刺激での認知症などの防止にも繋がります。

できるだけ、愛犬と話しながら歩くようにしましょう。
コミュニケーションも取れて、愛犬は安心して散歩に出かけることができます。

散歩中・散歩後には小まめな水分補給を忘れないようにして、大切な愛犬との時間を過ごしてくださいね。

老犬が寝たきりになった場合の正しいケアと介護方法!飼い主の覚悟について

あんなに元気でわんぱくであった愛犬が、年と共に弱ってくると、切ないような寂しい気持ちになりがちですね。

長い年月家族として楽しく暮らしてきたことを思うと、老犬になった犬の介護も飼い主の責任です。

たとえ寝たきりになっても可愛い愛犬には変わりはありません。
正しい介護で、少しでも楽に過ごさせてあげたいですね。

そこで、今回は寝たきりになった老犬の正しい介護の方法をご紹介したいと思います。
役に立てて頂ければと思います。

寝たきりになった場合に起る床ずれについて

犬も人と同じように寝たきりになったとき、気を付けなければイケないのが床ずれです。

床ずれとは、寝たきりになった体は動かすことができないため、寝返りができません。
そのため、骨が出っ張ってくることがあります。

このような状態が続くことにより、床や寝具などに触れている部分にのみ体重が掛かることにより、体の一部が圧迫され続けて血行が悪くなります。

血行が悪くなると、組織が壊死することを床ずれと言います。

床ずれは、皮膚正面の組織が壊死するので、皮膚は破れ穴が開いたような状態になります。進行すると、骨まで見える様になるまで進行します。

床ずれになりやすいと言われているのは、大型犬や中型犬で、特に痩せている犬がなりやすいです。

重症になると、非常に治りにくくなり時間が掛かるため、寝たきりになった場合、その予防が必要です。また軽症のうちに発見して悪化させないようにすることが大切です。

床ずれの進行状況

床ずれを起こす時には、すぐに重症化する訳ではありません。
徐々に進行して行くのですから、早期に発見して手当てをすれば、軽度で食い止めることができます。

その進行状況として見受けられるのが、

  • 圧迫されている部分の被毛が擦り切れたり、抜けて薄くなる。
  • 怪我薄くなった部分が赤くただれている。
  • 赤くなった皮膚が水ぶくれを起こし、放置していると水ぶくれが破れる。
  • 破れた皮膚がタダれジュクジュクしてくる。

このジュクジュクしているのは、膿が出ている状態で、犬の取っても大変傷みがある可哀想な状態だと考えましょう。

サインを発見しても、時間を置くとどんどん進行して行くこの床ずれです。
床ずれのサインを見逃さずに、早期に発見して、病院を受診しましょう。

床ずれの予防方法

床ずれは、一度できると治り具合が悪く、できるだけ床ずれを作らないことが大切です。
どのような方法で床ずれを予防する事できるのでしょうか?

定期的な体位変換をする

寝たきりになると、自力では体を動かすことが出来ません。
介護する人が、定期的に向きを変えてあげることが必要です。

定期的に、体の向きや体位を変えてあげることで、圧迫部分の血流の回復ができます。

体重の重たい、中型犬や大型犬は寝かせたままであると、背骨に負担が掛かります。
姿勢を変えるときには、できるだけ背骨に負担掛からないようにしてあげましょう。

ベッドのマットなどを改善する

可能であれば、犬介護用の床ずれ防止ベッドなどを購入してあげることです。
この床ずれ防止ベッドは、体の圧迫を分散したり、衛生面にも考慮されています。

しかしながら、床ずれ防止ベッドで寝かしていても、床ずれになりやすい場所には、
ドーナツクッションをあてがうことで対処ができます。

このドーナツクッションですが、老犬介護用に売られているものも有りますが、
タオルをねじってドーナツ型にすることで、応用できます。

清潔を心掛ける

寝たきりの状態になると、排泄物にも配慮が必要になります。
漏らしてしまうなどを考量して、ペットシーツなどを事前に敷いておくと良いでしょう。

オムツの場合はこまめに交換してあげることも重要ですし、毎日、皮膚の状態を観察しましょう。

マッサージの効果

寝たきりになった老犬は、血行が悪くなり、血液やリンパの流れも滞っています。
そのため、マッサージをしてあげることで、床ずれ予防にも効果が見られます。

むくみがちな前肢・後肢を下から上に向かってマッサージをします。
この場合、心臓に向かってマッサージをすることが大切です。

あまり強すぎず、撫でる様にしてあげると効果が見られます。

家庭での処置方法

床ずれを早めに見つけて、医師に診てもらうこと治癒が望めますが、
壊死してからの治療になりますと、介護する飼い主も大変です。

壊死した部分には皮膚のニオイでハエが集まってきたり、ハエが卵を産みウジがわく場合があります。

壊死した部分にはハエがたからない様に、傷口を覆っておく必要がありまし。

壊死した部分にウジが湧いているのを見ることになると、かなり気丈に世話をしている飼い主でも逃げ出したくなる気持ちが湧いてくることも考えられます。

しかしながら、犬を飼い始めるときに、一生この犬の面倒を見ようと決めたのではないでしょうか?

若い元気なうちだけ遊んで、介護が必要になった今、放置するようでは飼い主失格です。
人間と同じように、犬も老犬なり介護が必要になる日があります。

どうか犬を飼い始めるときには、年老いて老犬になった時のことも想像してみましょう。
最後まで責任を持って世話することの覚悟が飼い主には必ず必要ですあると思いますね。